丸太の精、Tio(ティオ)
スポンサードリンク
カタルーニャのクリスマスはみなさんのイメージする欧米のクリスマスとはだいぶ違います。私自身もこちらへ移住してきてから初めて知ることがほとんどで、とにかく驚きの連続でした。
まず、カタルーニャにはサンタクロースはいません。
最近はサンタクロースをする家庭もちらほらあるようですが、伝統的に12月25日にプレゼントを持ってきてくれるのは「Tio」という丸太の精です。25日の朝、もしくは昼ごはんに家族や親戚が集まったときに、子供たちがこの「Tio」を長い棒で叩いてプレゼントを出してもらいます。
12月に入ると家庭や幼稚学校、保育園などでTioを置き、その丸太の前に食べ物を置いておきます。すると、それを食べたTioは25日に棒で叩かれてプレゼントのうんちをする、というストーリーです。もちろん、おりこうにしていなかった子にはプレゼントを出してくれません。ダメなバージョンのプレゼントは石炭です。
ただし、スペインではクリスマスのメインのプレゼントを運んでくれるのは1月6日にやってくるReyes(東方の三博士などと呼ばれています)。なので、Tioが出してくれるプレゼントはあまり大きなものではなく、クリスマスのお菓子Turronや小さなおもちゃ、文房具、衣類などがメインです。
Tioはクリスマスに立つ市場やスーパー、小さな雑貨屋さんなどで売っています。
こちらがお店で売っているTio
お店によって表情もだいぶ違います♪
手作りする人も多く、うちのTioはこんな感じです。
ちょ、ちょっと怖い???
右のがじゃっかん顔無し風・・・
こちらはお友達にいただいたフェルト製の手作りTio♪
こちらはとっても可愛らしくてなごみます。
スポンサードリンク